北海道大学大学院保健科学研究院 病態解析学分野
検査開発学研究室
櫻井 俊宏 准教授
Toshihiro Sakurai, Ph.D.
北海道大学大学院 保健科学研究院 病態解析学分野
資格
臨床検査技師
認定臨床化学者(一般社団法人日本臨床化学会)
上級健康食品管理士
第2種ME技術者
自己紹介
私は北海道大学医療技術短期大学部を卒業し、臨床検査技師国家資格を取得しました。その後、同大学医学部保健学科検査技術科学専攻の第一期生に三年次編入しました。続けて、同大学大学院修士、博士後期課程に進学し、日本学術振興会特別研究員に採択され、「臨床検査を創る研究」や「脂質リポタンパク質代謝研究」、「健康と食の科学に関する研究」についての研究に従事してきました(千葉仁志教授の研究室)。
博士(保健科学)を修了後、同大学大学院保健科学研究院の博士研究員となり(惠淑萍教授の研究室)、その後、アメリカワシントンDCの郊外にあります、National Institutes of Health、通称NIHにて脂質・リポタンパク質研究を続けてきました(Dr. Alan Remaleyの研究室)。研究留学後に、北海道大学大学院保健科学研究院の助教に採用され、講師を経て現職に至ります。
臨床検査を学んできた身として、臨床検査教育では「研究マインドを持つ臨床検査領域出身の人材」を育成することに注力し、私自身の経験を還元したいと考えています。このような学生を様々な方面へ輩出することで、臨床検査分野だけでなく他分野の発展にも寄与することと信じております。研究では、検査法の開発やその意義についての解明、食品の機能性によって、保健科学・健康科学の発展や臨床現場への貢献を目指して取り組む所存です。
末筆ですが、これまでの教育・研究活動は様々な先生方、学生の皆さま、そしてご支援していただいた共同研究先などの全ての方々によるもので成り立っています。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。また、日々の研鑽を重ねる所存ですので、今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
2022. 12. 15. 櫻井 俊宏